前回の「産後の骨盤矯正はいつから？」というお問い合わせに付随しますが、
「産後は骨盤ベルトとか巻いた方が良いの？」
という事もよく聞かれます。
巻いた方が良いと思います。
前にも書いたように産後の骨盤はホルモンの影響で関節が動きやすく歪みやすくなっています。
産後に骨盤をしっかりケアすることは、スタイルの維持だけでなく腰痛や股関節・恥骨痛の予防や緩和に効果があります。
こちらのQ&Aサイトでもやっぱり巻いた方が良いという声が多いです。
⇒BIGLOBEなんでも相談室
産後だけでなく妊娠中から巻いておくと楽という方もいるので、早めに用意しておくことをオススメします。
ただしせっかくの骨盤ベルトも巻く位置が大切！
一般的な”腰痛ベルト”とは巻く位置が違うので注意が必要です。
一般的な腰痛時のベルトは骨盤の上部を固定するのに対して、妊娠・産後用のベルトは骨盤の下部、恥骨結合を閉めるように使います。
恥骨結合の場所はお腹に手を当て、おへそから真っ直ぐに降りていくと初めに当たる骨の部分です。
この部分をしっかり締めるために”大転子”と呼ばれる脚の付け根の出っ張り部分にベルトがかかっていることが大事になります。
手をまっすぐに下ろして直立したときに手のひら辺りに当たる骨で、片方ずつ脚を上げるとグリグリ動く丸い出っ張りがあると思いますが、これが大転子で、この部分を締めるようにするとうまく恥骨結合が固定されます。
骨盤ベルトによる固定は早くからした方が良いですが、巻いていて違和感や痛み、苦しさがある場合は何らかの原因があるので無理に巻いて過ごさずに産婦人科・助産院、または骨盤の専門家(＝カイロプラクター！)に一度ご相談ください。
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