テレビやネットなどでは連日デング熱の報道がされています。
デング熱、怖いですね…でも本当に怖いですか？
デング熱は蚊を媒体として感染するウイルス性の感染症です。
症状としては、発熱・頭痛・筋肉痛・皮膚の発疹など。
人から人へ感染する事はなく、ほとんどの場合1週間程で回復し、後遺症をともなうこともほとんどありません。
少し調べてみると「重傷化すると死に至ることもある」などの情報も出てきますが、確率はごくまれで1〜5％程度だそうです。
重症化する例の多くは衛生状態や医療設備の悪い地域でのことで、海外でデング熱に感染し帰国後発症する人は毎年200人前後いますが、国内で重症化したという例はでていません。
言ってしまえば、風邪でも悪化して死に至る人はいます。
またデング熱ウイルスをもった蚊に刺されても、全員が感染し発症するわけではありません。
マスコミの報道はいつものことながら、騒ぎすぎな気がしてなりません。
さらには関連ニュースとして取り上げられる海外での”エボラ出血熱”の情報と混乱し、余計に恐怖心を煽っているようにも感じます。
不安や恐怖などのストレスは自律神経に影響して、免疫力を落としてしまいます。
免疫力が落ちると、それこそ感染症にも感染しやすくなります。
蚊に刺されないように注意する事も大切ですが、何万匹(何十万匹?)もいる蚊を全滅させることと、一人の人間が免疫力を高めることのどちらが予防として現実的でしょうか。
溢れる情報にたいして過敏にならずに冷静に対応したいものです。
ちなみに「天狗熱」と間違いやすいデング熱[Dengue Fever]ですが、スペイン語の『denguero』が由来となっているそうです。
『denguero』は英語で言うところの『dandy』
背中の痛みをかばいながら歩く様子が気取った感じに見えたことから”dengue fever”と呼ばれるようになったという説が有力なようです。
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