“ぎっくり腰”は良く聞くけど、ぎっくり背中なんて聞いたことない。
という方も多いと思います。
実際 “ぎっくり背中”という名称があるのかどうかは分かりませんが、
「突然背中が痛くなった」
「背中に電流が走ったように痛くなった」
「ちょっと動かすと背中が痛い」
という方は実はたくさんいます。
中には”ぎっくり首”や”ぎっくり肩”のような方もいて、急激に発生する痛みを「ぎっくり〜」と呼んだりするのは僕だけではないはず。。。
ぎっくり背中の原因もぎっくり腰と同じく日頃の疲れや姿勢の悪さによる慢性的な筋肉疲労が積もり積もって「ピキッ」というケースがほとんどです。⇒ぎっくり腰
特に痛みの出やすいのが肩甲骨の内側、菱形筋という筋肉のある辺りです。
赤い部分が菱形筋です
菱形筋やこの周囲の筋肉は肩甲骨を内側に引き寄せる働きをしています。
筋肉は使いすぎても、反対に使わなすぎても調子を崩してしまいます。
現代の日常生活では手元の作業が多く、ついつい背中や肩を丸めがちです。
背中が丸くなると肩甲骨が離れ、この菱形筋と周りの筋肉は伸ばされたまま使われません。
使わない筋肉は固くなり、固くなると血の流れが悪くなり、老廃物や疲労物質が滞り、ますます固くなって…という悪循環を繰り返してしまいます。
そんな風に固くなった背中の状態で急に手を伸ばしたり、くしゃみをしたり、あるいは寝ていて冷やしてしまったりした時に急に痛みが出るということが多いです。
背中に限った話ではありませんが、日頃から
・1時間おきには肩甲骨を引き寄せるように背中を伸ばす。
・こまめに上を向いて首〜背中の緊張を取る。
・ストレッチや柔軟体操をする。
・ストレスを溜め込まない。
・定期的にきちんとカイロプラクティックケアを受ける。
といったことが大切です。
もしもぎっくり背中になってしまい、うごけないような場合には、やはりアイシングをおすすめします⇒ぎっくり腰のページを参照
ただ、「ぎっくり背中」はぎっくり腰に比べると重症化する前に早く回復するケースが多いです。
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